社会不安障害(Social Anxiety Disorder:SAD)は他の2つの不安障害(パニック障害、強迫性障害)と比べると、一見して性格的に内気であるとか、ナイーブなだけに見られがちですが、実は自律神経の反応の仕方が普通の人と違っていて、特定の不安に対して桁外れの拒否反応を示してしまいます。
例えば以下のような状況に置かれたとき、強い不安や緊張を感じます
・人前で話したり、字を書いたりする
・サークルやイベント、PTAなどのグループ活動に参加する
・混んでいるバスや電車に乗る
etc…
そして、これらの状況下では次のような反応を示します
・顔が赤くなる
・声が出なくなる
・大量の汗をかく
・手足が震える
・吐き気をもよおす
etc…
私の場合、上に挙げた3つの状況は全て当てはまり、反応としては「顔が赤くなる」「大量の汗をかく」「手足が震える」「吐き気をもよおす」があてはまります。
パニック障害や強迫性障害などの治療は画期的に進歩したのですが、社会不安障害だけは進歩のスピードが遅い状況が続いていました。しかし、最近になってやっとこの病気の治療法が確立されてきたのです。
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